先輩×後輩
Let's☆BBQ
「へえ、よかったじゃない」
「うん!もう今年の夏は最高だよ!」
「まだ始まったばっかだけどね」
優子は、そう言ってコーヒーに口をつける。
一方あたしは、うっとりとあの日のことを思い出していた。
あの…花火大会の夜。
俊くん、いつもより甘かったなぁ…
あのあと、花火を最後まで見て。
俊くんに家まで送ってもらって、帰ったんだっけ。
あれから2日。
あたしはまだ余韻に浸っていた。
「次会う約束してるの?」
「それが…まだなの」
今日は優子とランチ。
あたしはもちろん、この間の花火大会のことを優子に話した。
「じゃあ、今度うちに来ない?」
「優子んちに?」
確かに、あたしと優子は友達だし、俊くんと光輝くんも友達だけど…