SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
私は紙袋を受け取り、リビングのローボードに置いていたガラス製の花瓶に向日葵の花束を飾った。




花があるだけで、殺風景だった部屋が華やいで見える。




「…嬉しそうだな…」



蓮人さんは着替えを終えて、リビングに入って来た。




「だって…蓮人さんから花束を頂いたんですよ。とっても嬉しいです…」




「ふっ」





蓮人さんは瞳を伏せ、フッと笑う。


「シチュー温めますね…」



「あぁ」


蓮人さんの僅かに見せる顔の表情で、今は彼のキモチを理解しよう。



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