SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「…蓮人さん…私と奈都也様、は蓮人さんが考えるような疚しい仲ではありません!」




「…じゃあ~どうして?]



俺を真っ直ぐに見つめる麻友の瞳はこの上なく悲しそうだった。




「どうして…貴方は私と奈都也様の仲を疑うんですか?私は蓮人さんのコトが…」




「麻友…」




麻友の今にも涙が零れそうな二つの瞳に胸が締め付けられる。





「…俺は…」



募らせていた苛立つキモチが急激に萎えていった。




「二人の姿を見ているとどうしてか…苛々してしまって…」






< 152 / 235 >

この作品をシェア

pagetop