SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「自分でもどうして苛々しているのか…判らないんだ…」



俺は椅子から腰を上げて、テーブルを挟んで真向かいに立つ麻友と対峙にする。




麻友はポカーンと口を開けていた。





「もしかして…蓮人さんは…私と奈都也様に嫉妬しているんですか?」




――――嫉妬?



「お、俺が嫉妬??」




俺自身が判らなかった苛々の理由を麻友は嫉妬だと言い切った。






「…それは…違・・・」





俺は口を押え、頬を赤く染めていった。









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