SWEETPAIN～冷たい旦那サマは副社長～

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今夜も残業で深夜の帰宅。



いつもなら、起きて迎えてくれるはずの麻友の姿がない。



部屋の電気は消されていた。




「！？」



夕食は一つ一つ綺麗にラップされている。

いつもと違う部屋の雰囲気に嫌な予感が過る。



「んっ？」





用意された夕食の脇には麻友の置手紙。





『短い間でしたが、蓮人さんとの結婚生活は楽しかったです。でも、これ以上は切なくて、貴方とは一緒に暮らせません。身勝手に出ていく私を許して下さい。　　麻友より』