SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
和香ちゃんはラグの敷いたフローリングの上に布団を敷いてくれた。



「ありがとう…」



「…寝よっか…」



「うん」



明日も仕事の和香ちゃんは早々に就寝する。


私は和香ちゃんにもっと話を訊いて欲しかったけど、残りの話は心の奥にしまった。



和香ちゃんは友達思いだから、私がこのまま話を続けるとずっと訊いてくれる。



でも、親しい仲にも礼儀は必要。相手のコトも考えないと。



「和香ちゃん…おやすみ」


「お休み…麻友」




和香ちゃんは私の数少ない友人の一人。


蓮人さんと同じ位大切な人だった。










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