SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
麻友が居ないと何も出来ないなんて、今の俺は小さな子供だ…




俺は引き出しを片っ端から開けて、ようやくYシャツと靴下を見つけた。




ネクタイを締めながら冷蔵庫を開けて、すぐに口に出来る食べ物を探す。



「んっ?」


綺麗にラップされたサラダとスクランブルエッグの乗ったプレートが目に付く場所に入っていた。


これは麻友が用意した朝食か?




俺はプレートを取り出し、食卓に置く。




冷蔵庫もキチンと食材が詰め込まれていた。



麻友の理不尽な行いを恨めしく思ったけど、麻友は麻友なりに俺のコトを考えて買い物だけはしていた。




「ちゃんと俺に気を遣ってるなら…どうして出て行くんだよ!?全く…麻友の馬鹿」






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