SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「…首周りの開いた服着れないじゃあないですか…」



私はさりげなく、見える場所にキスマークを付けた蓮人さんに抗議の意思を伝える。




「見えなければ、意味がない」




「・・・」





嬉しいやら恥ずかしいやら…




「いってくるよ」




「いってらしゃい」




「今夜も早めに帰るから…」




私は蓮人さんに短く手を振って玄関先で見送った。



首筋の痣に触れるとそこだけが妙に熱を持ち、もう片思いじゃないと教えてくれる。




私と蓮人さんの蜜月はこれから…


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