SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
私は、匠君のコトを何も考えず料理を作っていた。



私の作った料理はスパイスのきいた大人向けのメニューばかり。




「ゴメンなさい…私…匠君のコト、考えてなかった。だって、食べれないモノばかりでしょ?」



「…別に構わないよ…気にしないで…麻友ちゃん」



「で、でも…」




このパーティは失敗だ…



私は皆が楽しく和気藹々出来るように努力したつもりなのに…




「ゴメンなさい…」




蓮人さんと美華さんの親密さにも当てられ、涙が零れる。



「麻友ちゃん…泣いてるの??」



達央さんの戸惑いの声が漏れる。



「…ちょっと…ゴメンなさい」






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