SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
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私は飛行機の中で沖縄のお土産パンフレットを眺めていた。
「ちんすこうに紅イモタルト…海ぶどうも美味しそう…」
「麻友の眺めているのは食べ物ばかりだな…食べ物ばかり買って帰るつもりか?」
お土産に全く関心なかった蓮人さんもパンフレットを覗き込んでくる。
彼の整髪料でセットしていないサラサラの髪が私の頬を擽った。
「食べ物以外もちゃんと買いますよ…星の砂…」
「星の砂?」
「はい、星の砂です。この砂…小さな星の形なんですよ」
「あ…これか…」
蓮人さんは私の手許からパンフレットを取り上げてふんふんと頷く。
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私は飛行機の中で沖縄のお土産パンフレットを眺めていた。
「ちんすこうに紅イモタルト…海ぶどうも美味しそう…」
「麻友の眺めているのは食べ物ばかりだな…食べ物ばかり買って帰るつもりか?」
お土産に全く関心なかった蓮人さんもパンフレットを覗き込んでくる。
彼の整髪料でセットしていないサラサラの髪が私の頬を擽った。
「食べ物以外もちゃんと買いますよ…星の砂…」
「星の砂?」
「はい、星の砂です。この砂…小さな星の形なんですよ」
「あ…これか…」
蓮人さんは私の手許からパンフレットを取り上げてふんふんと頷く。