SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
ACT*4 垣間見る優しさ
~麻友side~
私はタオルをとって、彼が冷水で冷やしてくれた手の甲を見つめる。
少し赤くてヒリヒリするけど、心配するほどの火傷じゃない。
「続きをするぞ」
蓮人さんはスウェットの上を着て戻って来た。
「大したコトないし…」
「痕が残ったら俺が困る」
蓮人さんは向きになって私の手を引っ張る。
「これは自社の軟膏だ…」
蓮人さんはブリーフケースの中から小さな救急ケースを取り出した。『ソーマ』の市販の軟膏を私の手の甲に塗り込んだ。
少し赤くてヒリヒリするけど、心配するほどの火傷じゃない。
「続きをするぞ」
蓮人さんはスウェットの上を着て戻って来た。
「大したコトないし…」
「痕が残ったら俺が困る」
蓮人さんは向きになって私の手を引っ張る。
「これは自社の軟膏だ…」
蓮人さんはブリーフケースの中から小さな救急ケースを取り出した。『ソーマ』の市販の軟膏を私の手の甲に塗り込んだ。