SWEETPAIN～冷たい旦那サマは副社長～
巨乳の女性はお馬鹿が多いと言われてるけど。


私もその一人だった。中等部時代から男の子にからかわれていたし、同性の女の子達からもお馬鹿扱いされていた。


姉の知香のように蓮人さんと同じ東大卒じゃあないし、妹の夏妃(ﾅﾂｷ）ように常にトップの優等生でもない。

３人姉妹の中では一番出来の悪いの娘。



「私の様なお馬鹿な女性が婚約者で恥かしいですか？」


「別に…でも、生まれた子供がお前に似て馬鹿だったら可哀相だと思うけど」



「そうですか…蓮人さんに似るコトを願うしかないですよね」


「お前は寝ろっ…」



「蓮人さんは？」


「俺は仕事する…」


蓮人さんはスリープ状態のノートパソコンを触り始める。



役立たずの私はもう用済みらしく、蓮人さんの背中がさっさと出て行けと無言の圧力を掛ける。


「お休みなさい。蓮人さん」



「あぁ～お休み…明日の朝、７時だ。起こしに来い」


「あ、はい」




私をさりげなく頼りしてくれる蓮人さん。
彼に頼りにされるコトが今の私の最大の喜びだった。


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