SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
ACT*5 合併パーティ
~麻友side~
私は上品で落ち着いたネイビーブルーのベアトップのパーティドレスを着た。
ハイウエストタイプのドレスで目立つ大きな胸は白のフェイクファーを羽織って誤魔化すコトに。
「ねぇ~麻友姉…そのフェイクファー貸して」
「で、でも、これがないと…胸が目立つと言うか…」
「貸して貸して」
私は一回り年の違う妹の夏妃に強請られて、フェイクファーを脱いだ。
「フワフワしてて可愛い…」
夏妃の満足げな顔を見ると貸して良かったと安堵する。私よりも出来が良く、美人になりそうな夏妃の方が似合っていた。
「本当にいいの?麻友」
「うん。心配しないで…お母さん」
お母さんは生まれながらのお嬢様。執事だったお父さんと禁断の恋に落ちて結ばれた仲。
私と蓮人さんはドラマティックな出会いでもなければ、恋に落ちたワケでもない。
互いにキモチの疎通もなく、周囲に流されるまま結婚するだけ。
ハイウエストタイプのドレスで目立つ大きな胸は白のフェイクファーを羽織って誤魔化すコトに。
「ねぇ~麻友姉…そのフェイクファー貸して」
「で、でも、これがないと…胸が目立つと言うか…」
「貸して貸して」
私は一回り年の違う妹の夏妃に強請られて、フェイクファーを脱いだ。
「フワフワしてて可愛い…」
夏妃の満足げな顔を見ると貸して良かったと安堵する。私よりも出来が良く、美人になりそうな夏妃の方が似合っていた。
「本当にいいの?麻友」
「うん。心配しないで…お母さん」
お母さんは生まれながらのお嬢様。執事だったお父さんと禁断の恋に落ちて結ばれた仲。
私と蓮人さんはドラマティックな出会いでもなければ、恋に落ちたワケでもない。
互いにキモチの疎通もなく、周囲に流されるまま結婚するだけ。