SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
奈都也は誤解したまま、立ち去ってしまった。



俺の胸を焦がした思いは嫉妬の火種?



案外そうなのかしれないーーー・・・



良くないクセがまた出たようだ。俺はクールな性格だけど、惚れっぽい性格なんだ。



だから、俺は恋にのめり込み、人一倍傷つく。美華の時だってそうだ。



二度とあんな苦しい思いはしたくないと思ってるのに。


「ハァー」



俺は盛大な溜息を付いた。


俺の様子を見ていた麻友が心配そうに眉を曲げて問いかけた。




「お疲れですか?」



「そーだな…お前の相手も疲れたし、色々と疲れた」


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