SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「キッチンはおしまい…次、行くぞ。麻友」



「はい」



殆ど、お前呼ばわりだけど…時々私の名前を呼んでくれる。

彼の気まぐれな性格にドキドキさせられてばかり。


明るい色のキッチンルームとは打って変わって、寝室はシックで薄暗かった。



黒っぽい柄のベットスプレットがかかった大きなダブルベット。
枕が二つラブラブに並んでいる。

ベットのそばに置かれた赤のランプシェードがお洒落。



結婚すれば、毎晩私達は一緒に寝るの…よね。


私寝相悪いけど、大丈夫かしら?



「…行くぞ」


蓮人さんは寝室に入ったばかりなのに、ベットに腰を下ろしてスプリングの具合も確かめず、さっさと出てしまった。



私は彼の背中を追い駆ける。








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