SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
蓮人さんはカップに残ったコーヒーを一気に飲み干して、オーダーの伝票を手にした。



「何か用事ですか?」



「これから、取引先と商談なんだ」



「日曜日なのにお仕事なんて…大変ですね…」



「ふん、別に…」



蓮人さんはそっけない返事をして椅子を引いて立ち上がる。



「忙しい貴方を呼び出したのは私達ですし、勘定は私が払います!」



「別に、いいよ」



「でも…」




「君はさっさと自宅に戻って両親に説明して来い!」



蓮人さんは最初から最後まで高圧的で冷たい態度だった。


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