SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
ACT*8 初夜

~麻友side~

今夜の蓮人さんは夢のように優しく穏やかだった。



いつまでも、こんな蓮人さんで居て欲しいと思う。



「夜に食べると太るし、スパークリングワインだけでいいです」



「そうか」



蓮人さんが私にグラスを差し出した。


私は差し出されたグラスを受け取り、蓮人さんのグラスと重ねる。



カチンと心地の良い音を響かせた。幸せの鐘のようだった。



カーテンの開いたガラスの向うに見える横浜の夜景。



互いの姿をガラスに映し込ませて夜の街を眺める。



蓮人さんの手が私の肩を抱いてきた。ビクンと震える私の肩。



「俺もシャワー浴びて来る…奥のベットで待っていてくれ」



「はい」



早速、子作りか・・・


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