SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「ホームに落ちて頭も打ってるようだ…病院で一応…脳のCTも取った方がいい」



「貴方が私をホーム下から…」



「俺だけじゃない。他の人にも手伝って貰った。俺は薬学部卒だし、君の容体が気になって意識が戻るのを待っていた」



「あの…ありがとうございました」



「別に礼なんて・・・」



彼は安堵の表情を浮かべて壁時計を見つめる。



「私はどうすれば??」



「もう少し寝ていた方がいい」



「・・・」



「もう少し一緒に居てあげたいけど、俺も仕事があるんだ。すまない」



彼は足許に置いたブリーフケースを手に持って腰を上げた。






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