SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
一人で蓮人さんを待つ時間。
孤独で寂しいキモチが心の中をブルーに染めていく。
私はリビングのソファに三角座りして思わず泣いてしまった。
「ただいま…」
私は蓮人さんの帰宅に全く気付かなかった。
蓮人さんにこんな顔は見せられないと慌てて手の甲で涙を拭う。
「お…お帰り…なさい・・・」
「な、何故?泣いてる?」
彼は私の涙に戸惑いながら問いかけた。
「さ、さっき…見てたドラマに…感動したと言うか…」
私は口許に作り笑いを浮かべてキッチンに立つ。