SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
蓮人さんは着替えに寝室へ行ってしまった。




私のその間に瞳の涙をしっかりと拭いて、夕食の支度をする。




私がワカメの味噌汁を温めていると、スーツからラフなジャージ姿に着替えた蓮人さんが戻って来た。




そして何も言わず、食卓の椅子に座り込む。





「…今日のコト怒ってるのか?」



「えっ?」




「…足りないモノがあるから…土曜日、買い物に行きたいと言っていただろ?」




蓮人さんは私の独り言の様な言葉を訊き漏らさずにちゃんと訊いていた。
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