孤独な最強姫
先輩を見ると、よっぽど怖かったのか涙を溜めている。
でも、琉羽はまだ本気で怒っていない。
だって琉羽が本気で怒るともっと怖いんだよ?
なんで知ってるかって…?
はい、私は1度だけ本気で怒られたことがあります。
「ごめんなさい」
先輩はそう言って私たちの前から去っていった。
琉羽「琉亜、大丈夫?」
さっきと変わって優しい声を出す留羽。
琉亜「大丈夫。ありがとう、琉羽」
琉羽「まぁ、助けなくても琉亜なら大丈夫だったか(笑)」
うん、大丈夫だったね。