みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


俺をわかってない事に 腹が立ってた。


でも、そうだよな…今までには なかった気持ちなんだから。

こいつは わかりやすかったから…


必死に聞いてくる くうが かわいい。
今も すごいドキドキしてるの、伝わって
るかな…


「・・ねぇ!」


……見られた。めちゃ にやけてた顔を。

でも 顔を見た途端 条件反射の様に
キスしてしまった。さっきのキスの時とは違い、赤くなるくうの顔。

うん。やっぱり この顔の方がいい!
そのまま 抱きしめた…


「俺、わかりにくかった?」

「・・わからなかった。だって ヒロが
あれしてる時って 普通に会話してるだけ
の時が 多いし・・」

「その時の お前の言葉や表情とか・・
仕草とかで ドキドキするんだよ。・・
お前も そうだろ? ただ話してるだけで
口ん!って なるし。」

「そうだね・・うれしい。同じように
ヒロも ドキドキしてくれてるの・・」


俺の胸に 顔を埋める…泣くほど うれしいのか…もっと ちゃんと伝えなきゃ。


勝手に 伝わってると 思い込んでた…

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