みつばちとはちみつ
「ヒロ・・お願いだから 黙るのやめて。
怒鳴ってもいいから。黙られると すごい不安になる。帰り道 不安で たまらなかった。
やだ。あんなの・・
さっきだって・・黙るの、禁止・・」
肩を 小さく震わせながら 途切れ途切れ
に 呟く。帰り道は 考えてた。さっきは
必死のくうが かわいくて…
そんなに不安だったんだ…
「くう、ごめんな。不安にさせて・・
でも 何がそんなに不安なんだよ。」
「・・怒らない?」
「わからない。でも、言え。」
「ヒロ・・めんどくさいと逃げるから
・・私とつきあうの やっぱり 色々 めんどくさいって思ったら どうしよう・・ って・・」
こいつは!思わず 思いっきり 頭突き!
「いった〜!!」
離れたくうの両肩を掴んで 、
「お前、そんな事 考えてたのか!バカ!
逃げね〜よ!・・てか、逃げられない!
めんどくさかったら こんなに お前の事
考えない。めんどくさくない!・・
無理矢理 お前の事 考えてるんじゃない
んだ・・自然と お前の事 考えてるんだ
こんなに好きなのに、逃げるかよ ・・お前の事だって 逃がさない。」