みつばちとはちみつ
×× くう ××


「・・服は いいとして・・落ち着いたみたいだな。もう、バカな事 考えて 不安になるなよ。なんでも言って。ガマンされるより、ずっと いいから。」


泣いたらすっきりした。 不安も消えた。そうだね、ガマンしてたら だめだ。

ヒロは 応えてくれる。ちゃんと 受け止めてくれる。

私も、ヒロを 受け止めたい。もっと、しっかり。


「うん。ヒロ、ありがとう・・すごく
うれしい。もう 不安じゃないよ。・・
ここは、私の場所なんだよね・・」


ヒロの胸に 手を当てる。すっかり広く
なった ヒロの胸。私が すっぽり入って
落ち着く場所。大好きな場所。


「へへっ、見えなくても 《くう専用》
って 書いてるみたい、うれしい!
・・・ヒロ⁈ 」


急に 押し倒されて、びっくりした。


「ヒロ?」

「・・笑ってろ、そうやって。不安なんて 俺が消すから・・」

「うん・・ヒロも なんでも言ってね。
ガマンしないでね。」

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