みつばちとはちみつ

「？？・・ お前の どんな気持ち？」


「どんなって・・わかってよ！
じゃあ ヒロは なんで怒ってたの？
なんで 私に何も言わなかったの？」


「そういえば、コウに考えとけって
言われてたんだ。忘れてた！」


「〜もう！ バカ！ハゲろ！

・・練習、戻ろう。ニナが待ってる。
あ、あと ママちゃんの お弁当の方が
美味しいってのも、謝って！
その通りだけど・・じゃないと、
もう ヒロの分 作ってあげないから！」


「そんな事 言ったっけ？」


「言ったもん！母さんの弁当は うまい
って！」


「あ〜・・・くうのも うまいって。
だから 明日から 頼むな。もう 母さん
くう来ないから 機嫌悪くてさ。
今日、来る？」


「本当？なら行く！」


「ホント、ホント。」



ニコニコしやがって…！


…嘘で 良かった。くうが 離れないで よかった…本当に。


これからも こいつの涙は 俺が 拭いたい…ずっと…