みつばちとはちみつ


「ヒロ、あんた ここにいたの?
くうちゃんの様子、どう?」

「ん・・やば。寝かけてた・・だいぶ
熱 引いたみたい。」

「ん、ん・・ヒロ・・ママちゃん・・」

「くう、起きた?・・どう?」

「熱 出したのよ。ずっと寝てたの。どれ・・ん。だいぶ 下がってる。食べれるかしら・・お粥 作ってくるわね。あ、水分
取りなさい。熱 高かったから。」

「うん・・」


まだ ぼ〜としながら 俺が渡した水を
ゴクゴク飲んで、はあ〜と大きく息を
吐いた。少しずつ 頭が動き出した様で


「えと、なんでヒロの部屋にいるの?」

「あの後、熱出して ぐったりしたんだ。
だから ウチに連れて来た。おばさん達、
仕事でいないと思ったし。」

「あの後・・あ、そうだ。そうだったね・・ヒロありがとう 来てくれて。ごめんね、黙ってて・・」

「本当だ!心配させて!
よかった、無事に済んで。これからは すぐに言えよ!絶対に!・・わかった?」

「うん・・わかった・・」

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