みつばちとはちみつ


ベッドの端に座り、まだ熱いくうの体を
引き寄せて 優しく包みこむ。


「・・しんどくない?」

「うん・・落ち着く・・」

「ごめんな。気がつかなくて・・お前、
1人で ガマンしてたんだな・・ごめん」


「ガマンってほどじゃなかったよ。今日
までのは。最後の大きいのを、みんなに見られただけ。だから ヒロが 気にする事は 何もないから・・」

「嘘つきだな・・お前。怖かったくせに
・・もっと 俺のせいだって 言っていいのに。言えよ!」

「ヒロが カッコ良すぎるからだって?
やだな〜・・自分で言っちゃう?」

「ち、違う!そうじゃなくて!」


胸の中で ケラケラ笑ってる…

本当に俺のせいだ…俺が あんな宣言したから…

そして こうなるまで気づかなくて…


「うん、本当はね、ずっと怖かった・・
まぁ 、最後に私がキレた方が怖かったかもしれないんだけど・・

でも、ヒロにずっと一緒にいてほしかった。早く試合 終わらないかなって、思ってた。ヒロ これからもそばにいてね?」

「くう 俺が守るから。・・絶対 そばにいるから 」


久しぶりの 長い、長いキスをした…

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