みつばちとはちみつ
「ちょ、ちょっと くう! 許すの?!」
早足で歩く私を 追いかけながら、エミが
怒り収まらない様子で…
「私は 許せないんだけど!何 あいつら
しゃあしゃあと!!」
「エミ・・いいの。ありがとう。私の為に そんなに怒ってくれて。・・元凶が
いたみたいだし、その人は あみ先輩が
片を付けてくれたみたいで。
だから、もういいの。あの騒動でね、私 うれしい事の方が いっぱいなんだよ?」
「・・・もう、あんたは 優しすぎるんだよ!この〜! 何? 初対面って!
カッコよすぎ!惚れるよ〜!」
「あははっ! ちょっと エミ やめてよ!
くすぐったいよ!」
私の腰回りに 抱きついてふざけるエミ。大事な親友…
「エミに 何かあれば・・私も 出来る限りの事、全部するからね。これからも
親友でいてね?エミ・・」
「もうっ!・・・当たり前でしょ!」
「あれ?・・もしかして、エミ泣いちゃった〜??」
「バカ!バカくう!!」
ふざけながら、席に戻った・・