みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


カッコよかったって…こんなトコで
くうのやつ…


「連れてって、だって・・・連れて行かなきゃ・・」


…ん? 周りを見ると、俺だけじゃなく
くうの 言葉にぽ〜としてる みんなが…


「強いって・・連れてって・・」

中でも一番 ぽ〜としてる主将…


「主将・・主将! いつまで ぽ〜としてるんですか? 」

「あ、ああ。よし、みんな 良くやった!
とりあえず 戻るぞ!」


学校への道すがら 主将が話かけてきた。


「五十嵐・・梶さんって 確か 何も部活
してないよな・・」

「はい。今は たまに道場に行ったり、
空手部に遊びに行ったり・・ですけど?」

「マネージャー・・頼めないかな?」

「えっ! くうにですか?!・・それは
ちょっと・・」


俺が いやだ…


「梶さん、ラグビー好きそうだし 空手してるなら ケガの応急手当ても 出来るん
じゃないのか?・・何より、梶さんの
一言で みんなの士気があがる。前のマネ
が 転校して みんな大変だし・・
頼む!聞いてみてくれ!」


…めっちゃ いやだ…

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