みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


…なんか…乗ってる…


体の上に 何かがある感覚で 目が覚めた

金縛り?! そのまま 目を開ける…

…!! くう?なんで?…寝てるし

確か…帰って、くうにもたれて そのまま意識がなくて…

あ、一度 くうの夢を見た!

ぐっと 引き寄せて、離れないように腕に力入れて…

夢じゃなかったのか…

腕、がっしり くうを 捕まえてる。
で、そのまま こいつも 寝ちゃったのか

しかし 軽いな…これだけ体全部 乗っかってるのに、全然 重くないや。


「くう・・・」


くうの片頬に手を当て、起こす。


「ん・・ヒロ・・やっと 起きた?私も
寝ちゃってた・・」

「もうちょっと 上。」


脇に手を入れ、胸にあったくうの顔を
目の前まで 引きずる。

「おはよ。」

「ん。」

その体勢のまま キスする。

くうが上って…すごい ドキドキする!
うわ〜…苦しい…


「・・ヒロ・・」

「ん?」


もう夢中に なりかけた時…

「おなかすいたの!終わり!」



…呆気なく 離れられてしまった。

< 211 / 268 >

この作品をシェア

pagetop