みつばちとはちみつ


「ママちゃん〜。やっと ヒロ起きた〜!
おなかすいた〜・・もう!マサ兄 ひどいよ!助けてくれないんだもん!」

「はいはい。すぐ 食べれるわよ。あっ!
ヒロ! もう、この子は!」


母さんに 頭を叩かれる。

俺が くうを 離さずに寝てたのは みんな知ってるって事か…

母さんの手伝いをしながら くうがキョロ
キョロしてる。


「マサ兄とニナは?」

「帰ったわよ。」

「え〜・・まだ 文句言いたかったのに・
・・」


「兄貴達、いたんだ。知らなかった。」

「帰って来るなり、寝るからだよ。
なんで こんなに疲れてるの?試合だからって、疲れすぎじゃない?・・そういえば息切れするの早くなかった?・・昨日、ちゃんと寝てないでしょ、ヒロ・・」


やばい…寝不足なの バレてる…


「あ、目そらした!やっぱり 寝てない!
もう!あのタックルも そのせい?
あんなの、普段なら避けれるはずだもん
危ないでしょ!バカっ!」

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