みつばちとはちみつ
「・・ん・・・」
しんっと 静まり返った教室に キスの音と、くうの 漏れる声だけが 響く…
もう制御できない気持ちは、くうの腰を
ぐっと 引き寄せ 後頭部に手を回して
もっと 深くへと 駆り立てる。
呼吸をするのも 忘れそうになりながら、
やめられないキスを 続ける。苦しくなり離れて見るくうの目に、顔にまた理性が 吹っ飛ぶ。
もう キスだけじゃ ガマンできない…
…キスを 首筋に移していく。
ビクッとする くうに「いやなら すぐに殴れ」と 小声で言って、首筋から 鎖骨へとずらしていく。小刻みに 震え出す
くうのカラダ…
一度 離れて くうの顔を見ると、固く目を閉じている。
「やめるか?・・」少しの間をあけ、首を横に振る。目を少しずつ開けて 俺を見る。
「・・大丈夫・・」
「怖くなったら 殴るんだぞ・・」
キスしながら言う俺の背中に 腕を回して口の中で「ん」と返事する
腰から手を入れ 秋らしい薄手のカットソーを脱がす。キャミに手をかけた時
くうが 俺の手を掴んだ。