みつばちとはちみつ


「胸が・・痛い!」


その場に しゃがみ込む。


「ヒロ!!どうしたの?!」


心配して、しゃがんでる 俺の顔を
のぞき込もうとした時に、ちゅっ と、
キスをした。


「バカって言った 罰だ。」


と 言って ニタ〜と 笑う 俺の頭を


「もう!バカ!」


って、はたいて すたすた先に 行く。

でも、両手を 頬に当ててるから、
真っ赤になってるのが バレバレだ。
なんで こんなに かわいいんだろう。

少しの間も 離れたくない。


「くう、くうちゃん。待ってって。
く〜うちゃん!捕まえた!」


後ろから ガバっと 抱きしめる。


「もう!あんな事されたら 心配する
でしょ!バカ!バカヒロ!」

「ん、ごめん。」

「・・じゃあ、ぎゅーって してくれたら・・許す・・保健室みたいに ・・」

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