First love〜約束〜








「OKしてくれるか不安だったんだからな、これでも。お前、俺より先に結婚できる年齢になっちまったし、そのうち結婚しちゃうんじゃないかって焦ったし」





顔を赤くしながらそう言った春斗が愛しい…。








この時の私の心は、ついさっきまであった不安やモヤモヤはなかった。






私はあと2年後に、春斗と結婚するんだ。





だから、今は婚約者として、結婚したら妻として、春斗を絶対に支える。

そう、決心することができたから。









それに。







大好き。





愛しい。






この気持ちがあれば、きっと無敵なんだと思う。








もちろん、愛する人がいなくなってしまう恐怖はある。





でも、大丈夫。






その"恐怖"よりも、"春斗が好き"という気持ちの方が大きいから。




ずっとずっと、大きいから。








だから私は、君をずっと支えていくよ。






君に……笑ってほしいから。






最後まで、笑ってほしいから。









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