First love〜約束〜






「終わったーーーーー!!!!」




「ほとんど俺がやったんだけどね…」




春斗に手伝ってもらって(というか8割春斗がやった)、やっと終わった〜!





「夏休みの宿題という強敵を、撃破〜」



私は、バキューンと効果音付きで言った。



「…ガキ丸出し」



「そこ、ノリ悪〜い!!!」



彼女の夏休みの宿題が終わったんだからもっと喜んでよねっ!



「里桜、なんでそんなに元気なの?」



「ほぇ?」



「もう、夜中の3時だよ?」





時計を見る、私。





シーン……






チクタクチクタクチクタク……。





部屋の中に時計の音だけが響き渡る。









「ほんとだ! ふぁ〜…眠い」



んー…。




そう言われると、確かに眠いかも…。





「おいっ、ここで寝るな!」




「おやふみなは〜い……zzzz」




「……寝ちまった…」




彼氏に宿題を手伝わせ(ほとんどやらせた)、その彼氏のベッドを奪って先に熟睡してしまった、私。





こんなマイペースな私を受け入れてくれるのって…世界中探しても、春斗一人だよね…。




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