* .私 の 大 好 き な 彼 と 同 居 生 活 .* 【完】
CYAPTAY*1 始まり
4月4日…

『えっ!!!?
お母さん、何いきなり引っ越すって!』

『ごめんなさい…。
ずっと前から、決めてたの。
でも…向日葵が楽しく学校のこと
話してるから…
なかなか、言えなくて…。
本当にごめんなさいね!!』

『なんでっ!
なんで、いつもお母さんは、
勝手に決めたり、言うのが遅いの!!
もっと…もっと早く言えば
私だって、こんなことに
ならなかったはずなのに!!!』

『本当に向日葵…ごめんなさい……
お母さんは母親失格だわ…』

『もう!やだ!!
お母さん、出てって!!!
もう、二度と私の前に現れないで!』

『わかったわ…。
出てくわ…向日葵の言うことだものね』

嫌だ…
行っちゃ嫌だ……
お母さん!!!

『はっ!!!
はぁはぁ』

なんだ!夢か…
はぁ―

『お母さん…?
どこ…?
お母さん!』

バタン!!!

お母さんの荷物がない!!
夢じゃない…
本当だったんだ!
じゃあ、お母さんは…?
お母さんは、どこ行ったの??

はっ!
テーブルに紙が…!?
「向日葵へ
お母さんは、あなたの母親失格だから
あなたの知らない遠い場所へ行くわ。
向日葵、最後まで迷惑かけて
ごめんなさいね。さようなら。」

えっ!
お母さん!!
行かないで…!(泣)

『………っっく…』

今、何時だろ?
AM7:30
あああぁぁ!!!
学校行く時間だ―

『はぁはぁ……!!』

今、AM 7:59!
教室まで、あと2分くらいかかる―
ど―しよ(汗)
これじゃあ、遅刻しちゃう!!
始業式初日から遅刻はやだ~!

『おい!お前、そこにつっ立ってると
邪魔なんだけど!』

ひぇ!

『あっ!ごめんなさい!
背高いなぁ~』

『はぁ?なんだよ、お前…
チビ!』

『チビですけど…
デカよりはいいです!』

まぁ、私正直言って小さいですけど…
私の身長は149㎝です…。

『あの、あなたの身長は何㎝ですか?』

『はぁ?俺の身長!?
聞きてぇか??』

『はっ…はい!』

『(笑)
お前、面白いなっ(^^)
気に入った!
お前の名前は何だ?』

『あっ!
私は、向日葵です!』

『へぇ―…
向日葵の名前のくせに背が小さいのは
気のせいかな(笑)』

『もぅ~!
しつこいですよ!!』

『あっ!そうだ!
俺は、瞬だから。
まぁ、よろしくなっ☆』

『こら!!
そこ!なぜまだ生徒が廊下にいるんだ!
うん??また、2-Aのクラスなのか…
参ったなぁ…毎年のことだ。
仕方ないか。
ほら、教室に入りなさい!』

『はっ!はい』

『へぇ―い』

ガラッ!

『遅れて、すいません!』

『遅れ過ぎだぞ!?
向日葵!もうAM 8:10だぞ。』

えええぇぇ!!?

もう、10分も経ってる!!

『ちわ―す。この、向日葵チャンと
朝デートしてきて、遅くなりました。』

『そうなのか…?向日葵。』

『えっ…と…
私は、瞬クンと…』

『先生―!
向日葵チャンが、そうです。
と言ってま~す★』

『はぁ―、だから最近の若者は
ダメだなぁ―』

『あざ―す!
向日葵チャン、席どこ?』

『えっと…
窓側の一番後ろです。』

『おっ!俺の隣だな!!』

えっ!?

瞬クンと隣の席…
悪いことがなきゃいいけど……

『じゃあ、遅刻した2人に先に
自己紹介してもらうか!』

『えっ!えええぇぇ!!!?
無理無理!!私できません!』

『何言ってんの!?
言おうぜ!
じゃあ、まず俺から。
と、
俺の名前は瞬です☆
誕生日は2月14日です♪
誕プレ待ってます★
以上!!』

『じゃあ、次!』

『えっと…。
私の名前は向日葵です。
誕生日は3月14日です。
これから一年間お願いします!』

『可愛い~(^o^)v
名前、向日葵だって!!
可愛い名前☆
あと、背も小さくて可愛い~♪』

えっ!?
なんのこと??

『??』

『プッ(笑)
向日葵、まさかの鈍感(笑)』

『ちっ!違います!!』

キーン コーン
カーン コーン~~♪

『今から、始業式を始めます。
2年生と3年生は静かに体育館に
集まりましょう。』

『おっと!
みんな、始業式だから静かに体育館に
行きなさい。』

『『はーい』』

ガヤガヤ

『桜チャン~!助けて―!!』

『ど―した?向日葵。
あんた、また男と喋ったでしょ!?
しかも、まさかあんな学校1のイケメン
とだなんて』

ギクッ!

『なっ!何で知ってるの!?
桜チャン隣のクラスなのに??
まさか!桜チャン、盗み聞きして…』

『ない!!!
何であんたのクラスまで、盗み聞き
しに行かなきゃならないわけ!!
この話は、全校に広まってるよ。
あんたが、学校1イケメンと
デートしてきて登校は、まずいわ』

『えっ!えええぇぇ!!!?
全校に広まってるの!?
うそ~~(>_<)
ていうか、瞬クンとデートしてないよ!』

『まっ、あんたがするわけないよね~』

『うん!!
私は、男に近づいたり、喋ったりしたら
体がかゆくなるから…。』

『あんたは、どんな体質してんだか』

『あはは…。しょうがないよ!』

『大丈夫かぁ―?』

『うん…。平気だから。』

頭がふらふらする…。
桜チャンに、また迷惑かけちゃう!

『バタッ!』

『向日葵!!
大丈夫!?
今から保健室連れて行くからね!』

『だ…大丈夫…だから。
はぁはぁ…。
桜チャンは…始業式、行って…。』

『あんたは、喋らない!!!
始業式より、あんたが優先でしょ!?』

『桜チャン…
大好き(涙)』

『なっ!何言ってるの!
親友でしょ(照)』

『それより、休んでて!
あたし実は、始業式出たくないし』

『は、はーい(笑)』

ガラッ!

『向日葵チャンが、倒れたって聞いて…』

『あっ!シ―!
向日葵寝てるから。』

『えっ!良かったぁ~\(^o^)/』















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