切ない恋がしたいわけじゃない

『待つ。あなたを待つって今決めたの。言わなきゃいいのに、苦しくて言ってしまった。本当に私は馬鹿な女。』

彼氏は許してくれた。

どうして、言ってしまったの。
言わなきゃ良かったのに。

この人だって、私を幸せに出来ない事を悩んで苦しんでるのに。

本当に私は酷い女だ。

彼氏が寝静まった後、静かにリョウのlineをブロックした。

これで、これでいいんだ。
私の気持ちはこれで決めたんだ。

私が守るべきは、彼氏なんだ。

そう心に思いながら目を瞑る。