あの日の手紙。
〜藍 side〜

私は、何故か知らないけど


蒼にはつかまらなかった。


というより、蒼が気づかなかったらしく。


自分が鬼だということを忘れてしまっていた。


まぁ、それならそれでまたどっかに隠れよーっと


そしてら校庭に一度出て大きな木の上に


登った。


ここなら見つからないだろうと。


そして、ウトウト仕掛けた瞬間


風のせいで、木が揺れた。


私は落ちると思い


目をつぶった。





< 52 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop