あの日の手紙。
私は落ちたはずなのに


どこも痛くなかった。


恐る恐る目をあけてみると........


私を抱きかかえるようにきゃっちしてくれたらしい


少し怒った顔の


こう、がいた。

「こ....う........ありがとう。ごめん」


そういうと


こうは

「危ないよ?
あんなところにのぼってたら。もう、危ないことしないで?
心臓止まるかと思った」

わたしは、頷くことしかできなかった。


本当にこわかったから。
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