あの日の手紙。
なぜかは、分からない


でも、その文章には懐かしさがあったのだ。


わたしは、この人に会ったことがある........?


確かに私はこの町にくるまえ、


ド田舎に住んでいたことがあるらしい。


でも、そのときのことは、おぼえていない。


でも、蒼と一緒に引っ越してきたのだ。


腐れ縁というやつで、


蒼の父とわたしの父が、同じ場所に移動になったからだ。


これはもう、奇跡としかいいようがないことだった。


だから、あの手紙に私が懐かしく感じるのなら


蒼もそうなのかなとおもっていた。


なんたって、3歳の頃らしいからね。


覚えているわけが無い。


だけど、この懐かしさはなんなのだろう。


胸がざわざわする。


その日は、そのまま家に帰って眠った。
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