月夜に願いを…
そこには、既に部屋ではなく、完全に物置と化した元ルナの部屋があった。
顕微鏡やら薬品やらが窮屈そうに詰め込まれていた。
「…」
「おっ…あったあった。」
唖然とするルナの真横をクーラが通り過ぎる。
「…」
「ほっほっ。」
唖然とするルナの前でクーラが両手に資料を積み上げている。
「…」
「よいしょ、よいしょ。」
唖然とするルナの真横をクーラが通り過ぎ様とした時。
「ぎゃふん!!」
ルナの拳は見事にクーラの頬を捉えた。