読者もおそらく主人公と同じくらいの年齢層になるのかと思いますが、いろんな立場の側から読んだ場合好き嫌いがわかれる作品かと思います。良くも悪くもサバサバとしたハッキリものをいう性格なので、必ずしも共感はえられないかもしれませんが、こうした恋愛、こうした男性を目撃する――何やら人様の日常を覗き見しているような錯覚も。
序盤の辺りはこちらのサイト向けに過激な内容を編集されたからでしょうか、一部繋がりの悪い流れもありますが作者さまが訴えたかっただろうテーマはしっかり伝わってきます。35歳はまだまだ乙女だな、とも思えるような作品でした。