君のために私は歌う




歌い切り、緊張と安心の汗が頬を伝う。






会場は静まり返る。





しかし、そんな静まりも一瞬の出来事。







瞬く間に拍手と歓声の音で包まれる。









───ねぇ、たけに届いた?





私、ちゃんと歌ったよ。






たけ、会いたいよ───────
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