いつか きっと…
遥希は、受付らしき場所で『スタッフ』と名札を付けた人に挨拶をした。


「おはようございます。」

「おぉ、遥希。もう、みんな来てるぞ。」

「すみません。 ちょっと野暮用で。」

軽く頭を下げ、私と繋いだままの手を上にあげて見せる。


その人は、チラッと私に視線を向け意味深な笑みを浮かべると、遥希に何かを手渡した。


遥希もそれに答えるように笑顔をみせる。


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