いつか きっと…

私からの連絡を待っていてくれた事。

メールを見て、思わず電話をくれた事。


そんな遥希の行動は、私の心の一番奥に隠された恋心を優しく刺激する。


長い冬に降り積もった雪が、春の訪れとともに溶け出すように。
ゆっくりだけれど、確実に…。


何重にも固く凍りついた心を溶かし、剥き出しの思いに触れる。



予感から確信に変わる瞬間。




これが恋なんだと…。
< 138 / 179 >

この作品をシェア

pagetop