いつか きっと…

第三章

変化

新学期。


遥希と出会ってから、いつもと変わらないはずの毎日にも変化があった。


毎朝のメールのやり取りは、その日一日のやる気を引き出してくれたし、何よりも遥希との距離を縮めていくのに大きな役割を果たしていた。



遥希のメールには、何気ない言葉の中にも沢山の優しさを感じることができる。


私達はちょっとした時間の隙間を見つけてはメールを送り合い、お互いの一日の流れを知った。



そして会える日を模索する。



私は、遥希に会いたくてしかたがなかった。