いつか きっと…

ミネラルウォーターを取ると、リビングをゆっくり歩いてみる。


壁に掛けられた絵画。


玄関にあったのと同じような硝子の置物。


それから、写真立てに飾られた一枚の家族写真があった。



今よりずっと幼い美桜が、両親と思われる二人の間で笑っている。



思わず手に取って見ていると、美桜が買い物から帰って来ていた。
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