smell sweet
むーさんとおよねさん
「はぁ…」
「どうしたの?ため息なんか、およねさんらしくないよ」
学食で、長井恵里佳と一緒にランチ中、思わずため息がもれた。
およねさん…米沢風子。パッツン前髪とメガネがトレードマークの私は、みんなからそう呼ばれていた。
「う~ん…。むーさん、私のこと…どう思っているのか…わかんなくて」
むーさん…村山幸四郎。細く長い手足とメガネがトレードマークの一応、私の彼氏。
エリリンも含め、私たちは大学の映画研究会で知り合った。
見た目はモテそうなむーさんであったが、生真面目で無口なのが災いして恋愛経験ゼロだった。
一方、『映研のお笑い担当』の私は、見た目よりは恋愛経験があり、部員たちに勧められ、ノリで付き合うことになったのだが…。
「どうしたの?ため息なんか、およねさんらしくないよ」
学食で、長井恵里佳と一緒にランチ中、思わずため息がもれた。
およねさん…米沢風子。パッツン前髪とメガネがトレードマークの私は、みんなからそう呼ばれていた。
「う~ん…。むーさん、私のこと…どう思っているのか…わかんなくて」
むーさん…村山幸四郎。細く長い手足とメガネがトレードマークの一応、私の彼氏。
エリリンも含め、私たちは大学の映画研究会で知り合った。
見た目はモテそうなむーさんであったが、生真面目で無口なのが災いして恋愛経験ゼロだった。
一方、『映研のお笑い担当』の私は、見た目よりは恋愛経験があり、部員たちに勧められ、ノリで付き合うことになったのだが…。
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