smell sweet
「僕も…米沢さんが…好きだ…」



今度は、むーさんが耳まで真っ赤になった。そんな彼が愛しくてたまらなくて、人目も気にせず抱きついた。



むーさんは、私の髪を優しく撫でた。なれない手つきで撫でてくれるからこそ、愛しさが増した。


「ふうちゃんの香り、落ち着くなぁ…」



「私も…」



むーさんに抱きしめられて、胸の鼓動を聞いていると、落ち着くよ…。



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