君と見る星は儚くて


「っい、行きますよ!」


「本当に?毎日来る?」


「行きます!!!」



すると先輩は何故か吹き出した。



「えっと…?」


「美和、顔真っ赤」



とクスクス笑う先輩。


…っわ、わざとやってたの!?



「…光先輩なんてもう知りません」



私がそっぽ向いて拗ねると、先輩はポン、と私の頭に手を置く。



「ごめんって」


「はいはい」



…先輩って無邪気に笑ったりするから、子供みたいで…すぐ許してしまう気がする。


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